楽しく学ぶ!ファシリティマネジメント講座(第9章⑬:「供給評価ってなに?」)

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~ぴよまる、“ちょうどいい”のむずかしさに気づく~

 

🐥ぴよまる:ねぇ、にわのとりさん。うちの会議室、いつも空いてる気がするんだけど…もったいないのかな?

🐔にわのとりさん:おぉ、それはまさに「供給評価」の出番じゃ!
建物や設備が“必要なときに、必要な分”提供されているか?――それを見極めるのがこの評価なんじゃよ。

🐶うらのいぬさん:つまり、“ムダに余ってない?”とか、“足りなくて困ってない?”をチェックするんだワン!

🐱うちのねこさん:オレのゴロ寝スペース、6か所あるけど使ってるのは2か所だけニャ…


🚚 供給評価とは?~必要なものを未来まで届けるために~

🐔にわのとりさん:「供給評価」は、施設やサービスが適正な量・場所・タイミングで提供されているかを評価するものじゃ。

主な視点は以下のとおりじゃ。

チェック項目 内容・見るポイント
① 面積の有効活用 オフィス・会議室・倉庫などが無駄なく使われているか?
② 稼働率 設備や空間がどれくらい稼働しているか?遊んでいないか?
③ サービスの適正提供 清掃・警備・受付などのサービスが、過不足なく行われているか?

🐥ぴよまる:へぇ~、使ってるかどうかって、意外とちゃんと見てなかったかも!

🐱うちのねこさん:“あるけど使わない”って…もったいないけど安心でもあるニャ…。

🐶うらのいぬさん:そうなんだワン。“余裕”と“無駄”の間をどうバランス取るか、それがポイントなんだよ!


📋 評価のしかた~施設をやさしく見つめよう~

🐔にわのとりさん:供給評価では、こんなデータを使って分析するんじゃ。

データ項目 内容・チェックポイント
空間利用率 施設全体の面積のうち、どのくらい有効活用されているか(例:〇〇㎡中、△%が稼働中)
予約率(会議室・設備) 会議室や共用設備が、どれくらいの頻度で使われているか。予約システムの記録から確認できる。
サービスの提供頻度と満足度 清掃・警備・受付などのサービスが、どのくらいの頻度で提供され、利用者の評価はどうかを見る。
混雑・閑散時間帯の分析 どの時間帯に集中・分散があるかを見て、効率的なサービス提供や空間の見直しにつなげる。

🐥ぴよまる:おぉ、数字で見ると「使ってる・使ってない」がはっきりわかるんだね!

🐶うらのいぬさん:それによって「減らす?増やす?レイアウト変える?」の判断材料になるワン!

🐱うちのねこさん:にゃるほど…オレの寝床も、実績データ次第で縮小の危機!?


⚖️ “ちょうどよい”こそ、価値ある使い方

🐔にわのとりさん:供給評価の目的は、“たくさんある”ことでも“節約だけ”でもない。
「必要なものが、必要なだけ、必要なときにある」ことじゃ。

🐥ぴよまる:建物も“過剰”でも“足りない”でも、どっちもストレスなんだね。

🐶うらのいぬさん:まさに!「ちょうどいい」は“使う人”にとっての快適と効率のベストバランスだワン!


📚 POINTまとめ

✅ 供給評価は、「使われ方・量・サービスの適正さ」をチェックする評価
✅ 空間利用率・稼働率・サービス実態から、無駄と不足を見える化
✅ “ちょうどよい”=価値の最適化を目指すのがゴール!

 


🐥ぴよまる:ボク、これからは“空いてるけど大事なスペース”とか、“使いすぎてるところ”もちゃんと気にしてみるね。

🐱うちのねこさん:オレ、あえて今日は3つ目の寝床に行ってみようかニャ…。

🐔にわのとりさん:それが“気づきの一歩”なんじゃ。建物は、使われてこそ価値を発揮するものじゃからな。

🐶うらのいぬさん:次は、いよいよ「FM評価のまとめ編」!
これまでの旅の総仕上げをするワン!


🎮次回予告:「FM評価のその先へ~未来をつくるヒントがここにある~」
~ぴよまる、建物の声を聴くラストミッション!~


🔗関連記事はこちら
第9章①:「FMの評価ってなんだろう?」
第9章②:「品格性評価ってどんなこと?」
第9章③:「快適性評価ってどうやるの?」
第9章④:「生産性評価ってどう見るの?」
第9章⑤:「安全性評価ってなにを見るの?」
第9章⑥:「耐用性評価ってどう考えるの?」
第9章⑦:「環境性能評価ってなにを見るの?」
第9章⑧:「満足度評価ってどうやるの?」
第9章⑨:「ファシリティコスト評価ってなんだろう?」
第9章⑩:「施設資産評価ってどうやるの?」
第9章⑪:「施設投資評価ってどう考えるの?」
第9章⑫:「ライフサイクルコスト評価ってなに?」

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