🏢 楽しく学ぶ!ファシリティマネジメント講座
第10章⑤:「品質目標の改善とは?」
~ぴよまる、“きれいと安全”のバランスを学ぶ!~
🐥ぴよまる:にわのとりさん…エントランスがピカピカだと、なんかそれだけで「この会社、ちゃんとしてる!」って思っちゃうんだよね。
🐔にわのとりさん:ふぉっふぉっ、それこそが「品質目標」の力じゃよ。
清掃や警備といった業務は、利用者の安心感や満足感を支える“見える品質”なんじゃ。
🐶うらのいぬさん:でもね、ただピカピカにすればいいってわけじゃない。
今回は、「品質をどう保ち、どう改善するか」のヒントを探るワン!
🐱うちのねこさん:オレは“ふかふかさ”が品質のバロメーターだと思うニャ。
【品質目標ってどんなこと?】
🐔にわのとりさん:「品質目標」とは、
利用者が安心・快適に使える状態を保つための目標のことじゃ。
- 清掃の頻度や範囲
- 空調や照明の環境管理
- 防災・防犯のレベル
- 利用者対応(受付・案内など)
🐥ぴよまる:どれも“サービス業っぽい”けど、建物にとっても大事な要素なんだね!
🐱うちのねこさん:たしかに…照明がチカチカしてたら落ち着かないニャ。
【品質改善のポイントは“感じる目”】
🐔にわのとりさん:品質の改善には、「数値」も「感覚」も必要じゃ。
- クレーム件数や満足度調査 → データで見る
- 管理者や利用者の声 → 感覚で知る
🐶うらのいぬさん:「ちょっと気になる」を拾えるかどうかが、品質改善の腕の見せどころだワン!
🐥ぴよまる:ボク、最近気づいたよ。ゴミが落ちてると、“ここは見られてない”って思っちゃう。
🐱うちのねこさん:それ、企業の印象まで変わるニャ…おそろしいニャ。
【改善の方法は“基準の見直し”から】
🐔にわのとりさん:改善の基本は「現状の基準を見直す」ことじゃ。
- 清掃箇所や時間帯の調整
- 照明や空調の自動化・省エネ化
- 防災訓練やセキュリティ強化
- 苦情・不具合のフィードバック体制構築
🐥ぴよまる:うわぁ…それって、けっこうたくさん見直せる場所があるんだね!
🐶うらのいぬさん:でも全部やるとコストも増えるワン。だからこそ、「何を優先するか」の判断が大事なんだ。
【品質は“心の信号”でもある】
🐔にわのとりさん:忘れてはならんのは、品質とは「目に見える心づかい」じゃということ。
- トイレの清潔さ=おもてなし
- 災害時の備え=命を守る安心
- 対応の丁寧さ=組織の品格
🐥ぴよまる:品質って、“使う人の気持ち”に寄り添うことなんだね!
🐱うちのねこさん:つまりニャ、品質は“ふかふかでやさしい”のが理想だニャ。
📚 POINTまとめ
- 品質目標の改善は、「清掃・空調・安全・対応」などの見直し
- 数値と感覚の両方から評価する
- コストとのバランスを見ながら、“心の見える化”を目指す
🐥ぴよまる:ボク、建物の中の“安心マーク”を集めてる気分になってきた!
🐱うちのねこさん:オレは“ふかふかマーク”も集めたいニャ。
🐔にわのとりさん:その感覚こそが、品質を育てる種じゃよ。
🐶うらのいぬさん:次は“お金とFM”の話。財務目標の改善にせまるワン!
🎮次回予告:「財務目標の改善とは?」
~ぴよまる、“お金と価値”の関係を知る~
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🧯【防災訓練はFMだった!?】(クリックで開閉)
🐥ぴよまる:ねぇにわのとりさん、小学校の避難訓練ってさ、今思うとFMだったのかな?
🐔にわのとりさん:その通りじゃよ、ぴよまる。
あれはのう、まだ“FM”という言葉が広まっていない時代の、立派な実地訓練じゃった。
🐶うらのいぬさん:まさか…あの時、私たちは無意識に“未来を守る練習”をしていたなんて、ちょっと感動するワン。
🐱うちのねこさん:オレ、整列するとき真っ先に日陰探してたニャ…それも危機管理だったってことでいいかニャ?
子どもの頃、学校でやった避難訓練。
「ヘルメットをかぶって校庭に整列」「先生の指示で消火訓練」…
ただの“義務”だと思っていたけれど――
あれって、実はファシリティマネジメント(FM)の実地演習だったかもしれません。
- 避難経路の確認=導線設計・危機時動線の確保
- 整然とした整列=一時集合スペースの活用
- 火災時の対応訓練=建物と設備の点検・保守
- 先生の役割分担=BCP(事業継続計画)の実践
昔は「なんでやるの?」と思っていたけれど、
今ならわかる。あれは“未来を守る練習”だった。
もしかしたら、あの頃から私たちは、
FMの世界に足を踏み入れていたのかもしれません。
――そう思うと、少し誇らしくなりませんか?🐥