楽しく学ぶ!ファシリティマネジメント講座(第9章②:「品格性評価ってどんなこと?」)

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~建物に“品”があるって、どういうこと!?~

 

🐥ぴよまる:ねぇねぇ、にわのとりさん。建物の評価って、見た目も関係あるの?

🐔にわのとりさん:もちろんじゃ、ぴよまる。「品格性評価」とは、建物が“どんな顔をしてるか”“どんな想いを伝えているか”――そんな空気感や存在感を評価する、大切な視点なんじゃ。

🐱うちのねこさん:にゃんと…建物の“オーラ”ってことかニャ?

🐶うらのいぬさん:そう!その場所に“ふさわしい品格”があるかどうか――それが今回のテーマだワン!


🛎️ 品格性評価とは?

🐔にわのとりさん:「品格性」とは、建物の内外装や空間づくりが持つ“品の良さ”や“調和”のことじゃ。評価項目は主に次の4つに分かれておる。

📌 評価項目 チェックポイント 評価の視点
① 地域性 → 周囲のまち並みや風土との調和がとれているか? ・街の景観に溶け込んでいるか
・歴史や文化への配慮があるか
・周辺施設とのバランスが良いか
② 景観性 → 見た目が美しく、建物としての表情があるか? ・外観デザインの工夫
・照明や植栽による演出
・時間帯による表情の変化も含めて評価
③ ブランド性 → 企業の個性やメッセージがデザインに現れているか? ・コーポレートカラーやロゴの活用
・理念や世界観を感じられる空間設計
・他施設との差別化が図られているか
④ ホスピタリティ → 利用者に優しく、親しみやすい空間になっているか? ・案内表示や動線のわかりやすさ
・ユニバーサルデザインの配慮
・「また来たくなる」居心地の良さ

🐥ぴよまる:へぇ~!品格って、ただキレイとか高級ってわけじゃないんだね。

🐱うちのねこさん:その場に合ってて、気持ちよく過ごせることが大事なんだニャ。

🐶うらのいぬさん:だから「街に開かれたオフィス」や「温もりある病院」も評価が高くなるワン!


🌱 たとえば、こんな視点で

🐥ぴよまる:うちのビルって、品格あるかな…?

🐔にわのとりさん:たとえば、こんな風に見てみるといいぞい。

📝 チェック項目 確認のポイント
地域に合った素材や色づかいか? 周囲のまち並みや風土との調和がとれているかを確認しましょう。
看板や照明は落ち着いているか? まぶしすぎたり派手すぎたりせず、上品に情報を伝えているかがポイントです。
来訪者が安心して入れる入口か? 入口の雰囲気や案内のわかりやすさ、心理的バリアの少なさが大切です。
車いすやベビーカーにも配慮されているか? 段差や通路の広さ、スロープの設置など、ユニバーサルデザインの視点で確認します。

🐶うらのいぬさん:見た目の良さだけじゃなくて、“人に寄り添っているか”が問われるんだワン。

🐱うちのねこさん:オレ、あのカフェ風エントランス、実は好きニャ。あれも“品格”ってやつかニャ。


📚 POINTまとめ

✅ 品格性評価は、建物の“内面の魅力”を見る評価!
✅ 地域性・景観性・ブランド性・ホスピタリティの4つがポイント
✅ “品格”とは、その場と人に合った“静かな美しさ”とやさしさ


🐥ぴよまる:品格って、おしゃれなだけじゃないんだね。誰かを大切に思っている建物に、品が生まれるんだ…。

🐔にわのとりさん:うむ、それが本当の“建築のことば”というものじゃな。

🐱うちのねこさん:建物も、語りかけてくるんだニャ…「ようこそ」って。

🐶うらのいぬさん:さあ、次は“快適性評価”!温度、明るさ、音――心地よさを科学する回だワン!


🎮次回予告:「快適性評価ってどうやるの?」
~ぴよまる、エアコンと対話する!?~


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第9章①:「FMの評価ってなんだろう?」

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