~建物に“品”があるって、どういうこと!?~
🐥ぴよまる:ねぇねぇ、にわのとりさん。建物の評価って、見た目も関係あるの?
🐔にわのとりさん:もちろんじゃ、ぴよまる。「品格性評価」とは、建物が“どんな顔をしてるか”“どんな想いを伝えているか”――そんな空気感や存在感を評価する、大切な視点なんじゃ。
🐱うちのねこさん:にゃんと…建物の“オーラ”ってことかニャ?
🐶うらのいぬさん:そう!その場所に“ふさわしい品格”があるかどうか――それが今回のテーマだワン!
🛎️ 品格性評価とは?
🐔にわのとりさん:「品格性」とは、建物の内外装や空間づくりが持つ“品の良さ”や“調和”のことじゃ。評価項目は主に次の4つに分かれておる。
📌 評価項目 | チェックポイント | 評価の視点 |
---|---|---|
① 地域性 | → 周囲のまち並みや風土との調和がとれているか? | ・街の景観に溶け込んでいるか ・歴史や文化への配慮があるか ・周辺施設とのバランスが良いか |
② 景観性 | → 見た目が美しく、建物としての表情があるか? | ・外観デザインの工夫 ・照明や植栽による演出 ・時間帯による表情の変化も含めて評価 |
③ ブランド性 | → 企業の個性やメッセージがデザインに現れているか? | ・コーポレートカラーやロゴの活用 ・理念や世界観を感じられる空間設計 ・他施設との差別化が図られているか |
④ ホスピタリティ | → 利用者に優しく、親しみやすい空間になっているか? | ・案内表示や動線のわかりやすさ ・ユニバーサルデザインの配慮 ・「また来たくなる」居心地の良さ |
🐥ぴよまる:へぇ~!品格って、ただキレイとか高級ってわけじゃないんだね。
🐱うちのねこさん:その場に合ってて、気持ちよく過ごせることが大事なんだニャ。
🐶うらのいぬさん:だから「街に開かれたオフィス」や「温もりある病院」も評価が高くなるワン!
🌱 たとえば、こんな視点で
🐥ぴよまる:うちのビルって、品格あるかな…?
🐔にわのとりさん:たとえば、こんな風に見てみるといいぞい。
📝 チェック項目 | 確認のポイント |
---|---|
地域に合った素材や色づかいか? | 周囲のまち並みや風土との調和がとれているかを確認しましょう。 |
看板や照明は落ち着いているか? | まぶしすぎたり派手すぎたりせず、上品に情報を伝えているかがポイントです。 |
来訪者が安心して入れる入口か? | 入口の雰囲気や案内のわかりやすさ、心理的バリアの少なさが大切です。 |
車いすやベビーカーにも配慮されているか? | 段差や通路の広さ、スロープの設置など、ユニバーサルデザインの視点で確認します。 |
🐶うらのいぬさん:見た目の良さだけじゃなくて、“人に寄り添っているか”が問われるんだワン。
🐱うちのねこさん:オレ、あのカフェ風エントランス、実は好きニャ。あれも“品格”ってやつかニャ。
📚 POINTまとめ
✅ 品格性評価は、建物の“内面の魅力”を見る評価!
✅ 地域性・景観性・ブランド性・ホスピタリティの4つがポイント
✅ “品格”とは、その場と人に合った“静かな美しさ”とやさしさ
🐥ぴよまる:品格って、おしゃれなだけじゃないんだね。誰かを大切に思っている建物に、品が生まれるんだ…。
🐔にわのとりさん:うむ、それが本当の“建築のことば”というものじゃな。
🐱うちのねこさん:建物も、語りかけてくるんだニャ…「ようこそ」って。
🐶うらのいぬさん:さあ、次は“快適性評価”!温度、明るさ、音――心地よさを科学する回だワン!
🎮次回予告:「快適性評価ってどうやるの?」
~ぴよまる、エアコンと対話する!?~
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➡第9章①:「FMの評価ってなんだろう?」