安全性評価とは、人、建物、財産、情報、重要な業務を守れる状態になっているかを確かめる評価です。
施設の安全は、事故や災害が起きていない日には、なかなか意識されません。
非常口、消火設備、入退室管理、非常用電源なども、普段は静かにそこにあります。
しかし、いざというときに設備が動かない、避難経路がふさがっている、担当者が操作方法を知らないという状態では、備えているとはいえません。
安全性評価とは、建物に設備があるかを確認するだけでなく、人の命や財産、情報、そして施設の重要な機能を守れる状態になっているかを確かめる評価です。
今回は、施設の「守る力」を、防災・防犯・機能継続の3つの視点から学びます。
🎯 今日のクイズ|非常口があれば安全?
🐥ぴよまる:建物に非常口や消火器があれば、安全性は確保できていると考えていいのかな?
😼うちのねこさん:非常口の場所をオレだけが知っていれば、みんなを華麗に案内できるニャ。
🐥:ねこさんが近くにいないときは、どうするの……?
次のうち、施設の安全性を評価する考え方として、もっとも適切なものはどれでしょうか。
- A:法令で必要な設備が設置されていれば、それ以上の確認は必要ない
- B:事故や災害が起きてから、必要だった対策を考える
- C:想定される危険を整理し、設備・運用・訓練を組み合わせて備える
🐶うらのいぬさん:正解は、Cの「想定される危険を整理し、設備・運用・訓練を組み合わせて備える」です。
安全設備が設けられていても、点検されていなかったり、使い方が共有されていなかったりすれば、非常時に十分な力を発揮できません。
施設ごとに起こり得る危険を考え、必要な対策を整え、実際に機能するかを確かめることが大切です。
🛡️ 安全性評価とは?施設の守る力を確かめる
FMにおける安全性評価とは、施設の安全を脅かす要因を整理し、人、建物、財産、情報、業務などを守れる状態になっているかを評価するものです。
施設の安全を脅かすものには、次のようなものがあります。
- 地震、洪水、台風、落雷などの自然災害
- 火災や爆発などの事故
- 不審者の侵入、盗難、破壊などの犯罪
- 停電、断水、通信障害などのライフライン途絶
- 設備や情報システムの障害
公式ガイドでは、安全性評価を次の3つに分類しています。
| 分類 | 主に確かめること |
|---|---|
| 防災性 | 地震、火災、浸水、強風、落雷などから人と施設を守れるか |
| 防犯性 | 人、建物、財産、情報への侵入や被害を防げるか |
| 機能継続性 | 非常時にも、施設の重要な機能を必要な範囲で続けられるか |
🐥:防災だけでなく、犯罪や停電への備えも、安全性評価に含まれるんだね。
🐔にわのとりさん:うむ。安全を脅かすものは一つではない。施設の場所や用途、そこで行われる仕事によって、必要な備えも変わるんじゃよ。
すべての施設へ同じ対策を行うのではなく、ハザードマップや過去の被害、施設の用途、利用者の特性などを踏まえ、優先すべき危険を見極めます。
🌏 防災性|災害から人と施設を守れるか
防災性では、自然災害や火災などに対して、施設がどの程度備えられているかを評価します。
公式ガイドでは、主に次のような評価軸が示されています。
- 耐震性
- 耐火性・防火性
- 避難安全性
- 対浸水性
- 耐風性
- 耐落雷性
施設が建つ地域によっては、津波、土砂災害、液状化、高潮、大雪なども検討する必要があります。
地震への備え
地震への備えでは、建物の柱や梁などの構造体だけでなく、次のようなものも確認します。
- 天井や外壁などの非構造部材
- 空調、電気、給排水などの設備
- 家具や書棚
- パソコンやサーバー
- 配管や配線
- ガラスや照明器具
建物本体が倒壊しなくても、天井材が落下したり、家具が転倒したり、設備が壊れたりすれば、人命や業務に大きな影響が生じます。
既存の建物では、建築された時期や構造、改修履歴などを確認し、必要に応じて専門家による耐震診断を行います。
😼:建物が踏ん張っても、本棚が走ってきたら困るニャ。
🐶:家具の固定や設備機器の耐震対策も、施設全体の安全を考えるうえで欠かせません。
火災への備え
火災に対しては、火を早く見つけ、知らせ、広がりを抑え、安全に避難できることが重要です。
主な確認事項には、次のようなものがあります。
- 火災報知設備が正常に動作するか
- 消火器や消火設備を使用できる状態か
- 防火扉や防火区画が正しく機能するか
- 非常口や避難経路が確保されているか
- 誘導灯や案内表示が見やすいか
- 避難場所や集合場所が共有されているか
- 避難訓練や初期消火訓練を行っているか
避難経路が倉庫代わりになっていたり、防火扉の前に物が置かれていたりすると、必要な設備があっても十分に機能しません。
また、高齢者、障がいのある人、子ども、日本語に慣れていない人など、多様な利用者が安全に避難できるかという視点も必要です。
水害への備え
浸水への備えでは、どこから、どの程度の水が入る可能性があるかを考えます。
河川の氾濫だけでなく、短時間の大雨による内水氾濫、高潮、津波なども確認します。
主な対策には、次のようなものがあります。
- ハザードマップや過去の浸水履歴を確認する
- 出入口や地下への浸水を防ぐ
- 止水板や土のうを使用できる状態にする
- 電気設備や重要機器を高い位置へ設置する
- 排水設備や逆流防止設備を点検する
- 浸水前に設備を停止、移動する手順を決める
止水板を保管していても、置き場所が分からない、取り付け方を知る人がいないという状態では、緊急時に間に合いません。
設置に必要な人数や時間も含めて、実際に使えるかを確かめます。
強風・落雷への備え
強風では、建物の構造だけでなく、外壁、屋根、看板、窓、屋外設備などの固定状態も確認します。
落雷では、建物を守る避雷設備に加え、電気や通信設備へ入り込む雷サージから、重要な機器を守る対策も必要です。
災害の種類ごとに別々の備えを考えるだけでなく、一つの災害が停電、通信障害、断水などを引き起こす連鎖にも目を向けます。
🔐 防犯性|何を、どこまで守るのか
防犯対策を考えるときは、最初に「何を守るのか」を明確にします。
主な対象は次のとおりです。
- 施設を利用する人
- 建物や設備
- 金銭、製品、備品などの財産
- 書類やデータなどの情報
守る対象や、被害が起きた場合の影響によって、必要な防犯レベルは異なります。
セキュリティゾーニング
建物のすべての場所を、同じ防犯レベルにする必要はありません。
誰でも利用できる場所、来訪者が入れる場所、社員だけが入れる場所、限られた担当者だけが入れる場所というように、空間を分けて管理します。
これを「セキュリティゾーニング」といいます。
たとえば、次のような段階が考えられます。
- 敷地の外周
- 建物の出入口
- 執務室や重要室
- 金庫、サーバー、機密書類などの対象物
奥へ進むほど確認を厳しくし、守る対象へ簡単に近づけないようにします。
入退室管理と防犯設備
防犯性の評価では、次のような点を確認します。
- 鍵やカードが適切に管理されているか
- 退職者や異動者の権限が残っていないか
- 来訪者の受付や入館手順が決まっているか
- 重要室への入退室記録を確認できるか
- 監視カメラや防犯センサーが正常に動いているか
- 異常があったときの通報先や対応手順が決まっているか
ただし、防犯を厳しくするほどよいとはかぎりません。
確認手続きが複雑すぎると、利用者が正規の手順を避けたり、扉を開けたままにしたりして、かえって弱点が生まれる場合があります。
🐥:守るためのルールが使いにくすぎると、ルールを守らなくなる人も出てくるんだね。
🐔:そのとおりじゃ。必要な安全性を確保しながら、利用者が無理なく守れる仕組みにすることが大切なんじゃよ。
防犯性では、安全と利便性のバランスも評価します。
💻 情報セキュリティとFMはどう関わる?
情報セキュリティというと、パスワード、ウイルス対策、通信の暗号化などを思い浮かべるかもしれません。
しかし、情報を守るには、建物や設備による「物理的なセキュリティ」も欠かせません。
FMが深く関わるものには、次のようなものがあります。
- サーバー室への入退室管理
- 機密書類や記録媒体の保管
- 重要機器を置く場所の防犯
- 電源や空調の確保
- 火災、漏水、浸水への対策
- 機器や配線へ無断で触れられない構造
- バックアップ機器を置く場所の分散
情報システム部門が技術的な対策を担当し、FM部門が施設や設備の対策を担当する場合でも、二つを切り離すことはできません。
サーバーへの不正アクセスを防いでも、サーバー室へ誰でも入れる状態では、十分な対策とはいえないからです。
🐶:FM部門だけで、情報セキュリティのすべてを担うわけではありません。情報システム部門などと役割を分け、連携することが大切です。
😼:パスワードは強いのに、サーバー室の鍵が机の上では困るニャ。
🔌 機能継続性|非常時にも必要な働きを保てるか
機能継続性とは、災害やライフラインの途絶が起きても、施設の重要な機能を必要な範囲で維持できるかという視点です。
すべての機能を平常時と同じように動かすことが目的ではありません。
まず、止めてはいけない機能や、早く復旧させる必要がある機能を決めます。
そのうえで、必要な設備、人員、情報、物資などを整理します。
電力供給
施設の多くの機能は、電気に依存しています。
- 非常用発電設備
- UPS(無停電電源装置)
- 複数の電源経路
- 移動電源車を接続する仕組み
- 燃料の備蓄や補給方法
これらを用意するだけでなく、どの設備へ、どのくらいの時間、電力を供給する必要があるかを確認します。
通信
非常時には、施設内外との連絡や情報共有が欠かせません。
- 電話やインターネットの代替手段
- 通信回線や配線経路の二重化
- 携帯電話がつながりにくい場合の対策
- 非常時に利用する連絡網
- 重要なデータのバックアップ
通信手段を複数用意しても、利用方法や連絡先が共有されていなければ、十分に機能しません。
給排水
施設に人がとどまるには、飲料水だけでなく、トイレや衛生を保つための水も必要です。
- 飲料水や生活用水の確保
- 給水ポンプを動かす非常用電源
- 非常用トイレ
- 排水や汚水の逆流防止
- 断水時に使用を制限する設備や場所
給水だけでなく、使用した水を安全に排出できるかも確認します。
空調
サーバー室、医療施設、保管庫などでは、空調の停止が重要な機器や物品へ影響することがあります。
非常時にも空調を維持する必要がある場所を決め、電源、燃料、運転時間などを確認します。
備蓄と運用
水、食料、衛生用品、非常用トイレ、毛布、医薬品などの備蓄も必要です。
ただし、数だけでなく、次の点を確かめます。
- 必要な人へ取り出しやすいか
- 使用期限が切れていないか
- 保管場所が浸水や火災の影響を受けにくいか
- 配布方法や担当者が決まっているか
- 利用者の人数や滞在期間に合っているか
🧩 BCPと機能継続性はどうつながる?
BCPは、Business Continuity Planの略で、日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。
災害や事故などが起きたときに、重要な業務を続け、できるだけ早く復旧するための計画です。
一方、機能継続性は、そのBCPを施設や設備の面から支えるものです。
- BCP:どの事業や業務を、どの水準で続けるかを決める
- 機能継続性:そのために必要な電力、通信、水、空調、場所などを確保する
たとえば、BCPで「災害時も顧客対応を続ける」と決めても、通信手段や電源、対応する場所が確保されていなければ実行できません。
反対に、高性能な非常用発電設備を設置しても、どの業務を守るために使うのかが決まっていなければ、必要な場所へ電力を届けられない可能性があります。
🐥:BCPが「何を続けるか」を決めて、施設の機能継続性が「どう支えるか」を考えるんだね。
🐔:うむ。事業の計画と施設の備えがつながって、初めて非常時に役立つんじゃよ。
🔍 安全性評価はどのように進める?
安全性評価では、設備の一覧をつくるだけでなく、想定する危険から順番に考えます。
初心者向けには、次の流れで捉えると分かりやすくなります。
- 守るものを決める:人、建物、財産、情報、重要な業務などを整理する
- 危険を洗い出す:地震、火災、浸水、犯罪、停電など、起こり得る事象を考える
- 影響を考える:どのような被害が起き、誰や何に影響するかを確認する
- 必要な水準を決める:法令の最低基準だけでなく、施設の用途に応じた目標を定める
- 現在の対策を確認する:設備、運用ルール、点検、訓練の状態を調べる
- 不足を改善する:影響の大きさや緊急性を踏まえ、対策の優先順位を決める
- 訓練して見直す:実際に使えるかを試し、結果を次の改善へ生かす
これは公式ガイドの図表を置き換えたものではなく、安全性評価の考え方を初学者向けに整理した記事独自の流れです。
⚠️ 「ある」ことと「使える」ことは違う
安全設備や備蓄品は、設置した時点で役目を終えるものではありません。
非常時に必要な働きをするためには、日常の点検、訓練、情報共有が欠かせません。
たとえば、次のような状態になっていないかを確認します。
- 非常口や消火器の前に物が置かれている
- 防火扉が閉まらない状態になっている
- 非常用発電設備を試運転していない
- 発電機の燃料が不足している
- 備蓄品の使用期限が切れている
- 止水板の設置方法を知る人がいない
- 緊急連絡網が古いままになっている
- 退職者の入館権限が残っている
- 避難訓練が決められた筋書きの確認だけになっている
- 障がいのある人や来訪者の避難方法が決まっていない
😼:非常用の道具が、非常に見つけにくい場所にある。ありがちな小事件ニャ。
🐶:保管場所や使い方を共有し、実際に取り出して試すところまでが備えです。
安全性評価では、設備の有無だけでなく、点検記録、訓練結果、担当者の理解、改善状況なども確かめます。
⚖️ すべての危険をゼロにはできない
どれだけ対策を重ねても、すべての事故や災害を完全に防ぐことはできません。
また、安全性を高めようとすれば、費用が増えたり、日常の利便性が下がったりする場合があります。
そこで、次のような点を考えながら、優先順位を決めます。
- 起こる可能性はどの程度か
- 起きた場合の影響はどのくらい大きいか
- 人命に関わる危険か
- 業務や地域へどのような影響が及ぶか
- 法令や社会的責任として必要な対策か
- 対策に必要な費用や時間はどの程度か
- 代わりとなる手段を用意できるか
人命に関わるものや、被害が広範囲へ及ぶものは、特に優先して対策します。
安全性評価は、危険が一つもないと宣言するためではありません。
残っているリスクを知り、何を優先して守るのかを判断し、対策を続けるために行うものです。
✅ 身近な施設の安全性チェックリスト
職場や身近な施設を、防災・防犯・機能継続の3つの視点から確認してみましょう。
これは公式ガイドの評価表を再現したものではなく、安全への気づきを得るために記事独自で整理した簡易チェックリストです。
防災性
- 非常口や避難経路が分かりやすく、物でふさがれていない
- 家具、設備、天井などの地震対策が行われている
- 消火設備や防火設備が点検されている
- 浸水、強風、落雷など、地域で想定される災害へ備えている
防犯性
- 来訪者や利用者の入館方法が決められている
- 鍵や入退室権限が定期的に見直されている
- 守る対象に応じて、立ち入りできる範囲が分けられている
- サーバー室や機密書類などが物理的にも守られている
機能継続性
- 非常時に続ける重要な業務や機能が決められている
- 電力、通信、水、空調などの代替手段がある
- 備蓄品の数量、期限、保管場所を確認している
- 非常用設備を定期的に動かし、操作する人も訓練している
運用と訓練
- 緊急時の連絡先や役割分担が最新の状態になっている
- 多様な利用者を想定した避難方法を考えている
- 訓練で見つかった課題を記録し、改善している
- 施設や働き方の変化に合わせて対策を見直している
すべてにチェックが付いていても、それだけで安全が完成するわけではありません。
備えを実際に試し、うまくいかなかったところを直す。その繰り返しによって、施設の守る力は少しずつ育っていきます。
📚 ポイントまとめ
- 安全性評価は、人、建物、財産、情報、重要な業務を守れるかを確かめる評価
- 公式ガイドでは、防災性・防犯性・機能継続性の3つに分類している
- 防災性では、地震、火災、浸水、強風、落雷などへの備えを見る
- 防犯性では、守る対象を決め、セキュリティゾーニングや入退室管理を評価する
- 情報セキュリティでは、FM部門が物理的な対策を担い、情報システム部門などと連携する
- 機能継続性は、BCPを電力、通信、水、空調、場所などの施設面から支える
- 設備が「ある」だけでなく、非常時に「使える」ことを点検と訓練で確かめる
🌱 今日のまとめ|安全は、備えを使える状態にしておくこと
🐥:安全な建物って、丈夫な建物や設備がたくさんある建物のことだと思っていたよ。
🐔:建物や設備の性能は大切じゃ。しかし、日頃の点検や訓練がなければ、非常時に十分な力を発揮できないこともあるんじゃ。
🐶:何を守るのかを決め、起こり得る危険を考え、設備と運用の両方を整えます。そして、実際に使えるかを確かめ続けることが大切です。
😼:オレもキャリーケースの場所だけでなく、素早く入れるかまで訓練しておくニャ。扉は開けておいてほしい。
🐥:安全って、事故が起きていないことだけじゃないんだね。何か起きても、人や大切なものを守れるように準備しておくことなんだ。
施設の安全は、一度設備を整えれば完成するものではありません。
地域の危険、施設の使われ方、働く人、設備、技術は少しずつ変わります。
変化に合わせて危険を見直し、点検し、訓練し、改善する。その静かな積み重ねが、日常を守り、非常時に人と施設を支える力になるのです。
🎮 次回予告:耐用性評価とは?建物を長く使うための4つの視点|第9章⑥
建物は、古くなったら必ず役目を終えるのでしょうか。
耐久性だけでなく、変化へ対応できること、手入れしやすいこと、設備を更新しやすいことも、建物の寿命に関係します。
🐥:丈夫なだけでは、長く使えるとはかぎらないの?
😼:オレも模様替えに対応できる、しなやかな寝床を希望するニャ。
🔗 関連記事
- FMの評価とは?品質・財務・供給から現在地を知る|第9章①
- 生産性評価とは?ワークプレイスが仕事を支える力をどう測る?|第9章④
- 環境と災害にFMはどう備える?|第2章③
- 設備・エネルギー・安全の運用管理とは?施設の土台を守る|第8章③
- 点検・保守とは?小さな異常を早く見つける|第8章⑥
- 耐用性評価とは?建物を長く使うための4つの視点|第9章⑥
📖 参考資料・関連情報
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会編『公式ガイド ファシリティマネジメント』第9章「評価」
- 9.2.5「安全性評価」220~226ページ
- 「防災性」
- 「耐震性」
- 「耐火性・防火性・避難安全性」
- 「対浸水性」
- 「耐風性」
- 「耐落雷性」
- 「防犯性(セキュリティ)」
- 「施設の防犯性」
- 「情報システムのセキュリティ」
- 「機能継続性」
- 図表9.2.17「安全性の分類と評価軸」
- 図表9.2.18「防災性に関する評価軸と評価項目」
- 図表9.2.19「セキュリティゾーニング」
- 図表9.2.20「情報システムのセキュリティ対策の評価項目例」
この記事では、公式ガイドに示された防災性・防犯性・機能継続性の分類を確認したうえで、施設の安全を「設備があるか」だけでなく、「非常時に実際に使えるか」という視点から理解できるように整理しました。
本文中の安全性評価の7段階の流れや、身近な施設の簡易チェックリストは、公式ガイドの図表を再現したものではなく、初心者が施設の備えを確認しやすくするために加えた独自の再構成です。
地震、火災、防犯、情報セキュリティ、BCPなどに関する実際の対策は、施設の用途、規模、所在地、利用者、事業の重要性などによって異なります。具体的な評価や対策を行う場合は、最新の法令、規格、ハザードマップ、行政機関の情報などを確認し、必要に応じて専門家へ相談してください。
本記事は公式ガイドの内容を参考にしていますが、原文の文章・図表を引用したものではなく、筆者が独自に再構成した解説です。
- 公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会
日本におけるFMの普及と、ファシリティマネジャーの育成を行っている公式団体です。