~長もち建物のヒミツ、見てみよう!~
🐥ぴよまる:ねぇにわのとりさん、建物って、どれくらい使えるかどうやって判断するの?
🐔にわのとりさん:おお、それが「耐用性評価」じゃよ。
建物がどれだけ長く、機能を保ったまま使い続けられるかを見極める、大切な視点なんじゃ。
🐶うらのいぬさん:“今の快適さ”だけじゃなく、“10年後も使えるか”って考え方だワン!
🛠️ 目的は“長もちする建物”を見きわめること!
耐用性評価は、いわば「長もち建物の条件」を探るチェック項目。
その評価には、次の4つの観点があります👇
観点 | 内容 |
---|---|
🧱 耐久性 | 劣化しにくい素材や構造が使われているか |
🔁 可変性 | 用途変更やレイアウト変更に対応しやすいか |
🔧 整備性 | 点検・清掃・保守がしやすい設計になっているか |
🏢 更新性 | 機器や設備をスムーズに交換できる構造か |
🐱うちのねこさん:ニャ…たとえば“壁の中に隠れた配管”がメンテできるかどうか、とか?
🐥ぴよまる:うんうん、「変えられる」「手が届く」って、大事なんだね!
🐔にわのとりさん:これらの要素がそろってこそ、「将来も使える=長寿命につながる」んじゃよ。
🌱 どうやってチェックするの?
例えばこんな風に見ていきます👇
-
壁や床下に点検スペースがあるか
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配線・配管の交換がしやすいか
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レイアウト変更の際に影響が少ないか
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定期的な保守管理がしやすい設計か
🐶うらのいぬさん:FMでは“今すぐ役立つ設計”と同時に、“10年後の手間”まで考えるんだワン!
📚 POINTまとめ
✅ 耐用性評価=建物の「未来寿命」を見きわめる評価
✅ 耐久性・可変性・整備性・更新性の4つが重要な観点
✅ 評価を通じて、長もちする建物=長寿命性の実現を目指す
✅ 将来的な改修や維持コストにも影響する、経営にもやさしい考え方!
🐥ぴよまる:建物って、ただ立ってるだけじゃなくて、
ちゃんと“未来までの準備”がされてるんだね〜!
🐔にわのとりさん:その準備に気づける目を育てること、それが評価じゃよ。
🎮次回予告:「環境性能評価ってなにを見るの?」
~ぴよまる、“比べるための物差し”を学ぶ~
🔗関連記事はこちら
➡第9章①:「FMの評価ってなんだろう?」
➡第9章②:「品格性評価ってどんなこと?」
➡第9章③:「快適性評価ってどうやるの?」
➡第9章④:「生産性評価ってどう見るの?」
➡第9章⑤:「安全性評価ってなにを見るの?」