~“情報は宝の地図”~
🕵️♀️ 戦略って、調べるところから始まる?
🐥ぴよまる:ねぇにわのとりさん、前に「地図」や「施策」の話をしたけど…そもそも、それってどうやって作るの?
🐔にわのとりさん:よいところに気づいたのう!FMの戦略や施策は、調査と分析があってこそ成り立つんじゃよ。
🐱うちのねこさん:やっぱり、ぶっつけ本番じゃダメなんだニャ〜。
🐶うらのいぬさん:まずは“今どんな状況か”を調べて、そこから「何が必要か」を見つけるんだワン!
📋 戦略立案に欠かせない「調査」とは?
FMにおける調査には、大きく2つの目的があります。
✅1. 現状を把握する
- 設備の劣化状況
- 空間の使われ方
- 光熱費などの数値データ など
✅2. 問題や課題を明確にする
- 快適性に関する声
- 利用者満足度
- 安全性や稼働率のバランス など
🐔にわのとりさん:調査は、戦略のスタート地点を明らかにする“コンパス”のようなものなんじゃよ。
🔎 具体的な評価視点もあるよ!
FMでは、以下のような評価の視点を持って調査を行います:
- 快適性(温度・騒音・照度など)
- 財務的指標(ライフサイクルコスト、運営費など)
- 供給の観点(配置・利便性など)
🐱うちのねこさん:つまり、「人・お金・空間」それぞれの使われ方を見てるってことニャ!
🧠 調査・分析に役立つ“技法”たち
FMでは、調査結果をもとに意思決定を助けるために、いくつかの分析技法も使います。
📘代表的な技法
技法 | 特徴 |
---|---|
SD法(セマンティック・ディファレンシャル法) | 感覚的な評価を数値化できる(例:明るい←→暗い) |
AHP(階層分析法) | 複数の要素を比較して優先順位をつける |
KJ法(川喜田法) | 情報をカード化してグルーピング、全体像を整理する |
🐶うらのいぬさん:たしかに、ただ情報を集めるだけじゃなくて、「どう読むか」って大事だよね!
🐥ぴよまる:わかった!調査って、ただのデータじゃなくて「宝の地図」なんだね!
📚 POINTまとめ
- FM戦略・施策のスタートは「調査と分析」から
- 現状を知ることで、目標までのルートが見えてくる
- 技法を使って「見えないこと」も見えるようになる!
🐔にわのとりさん:情報とは、まさに“未来の鍵”。調べて、見て、感じて…そこから新しい戦略が生まれるんじゃ。
🐱うちのねこさん:にゃるほど、調査って地味だけど…ロマンあるニャ!
🐶うらのいぬさん:まるで冒険だワン!“見えない敵”と戦うみたいな!
🐥ぴよまる:ボク、情報分析係に立候補しまーす!地図に「ここ掘れニワトリ」って書いちゃうぞ〜!
🎮 次回予告:第6章⑤「ベンチマーキングとシナリオプランニング」
~“学びと未来予測”の最前線へGO!~
🔗関連記事はこちら
➡第6章①:「FM戦略とは? 経営と建物をつなぐ“戦略のパズル”」
➡第6章②:「FM目標と課題」
➡第6章③:「FM施策の立案」
🎁 おまけ劇場「調査で見つけた びっくりエピソード!?」をひらく
~本当の問題は、床下にありました~
🐥ぴよまる:今日の調査は「空調が効かない会議室」の謎を探る!さぁ出発〜!
🐶うらのいぬさん:温度は正常、換気もOK、風量も問題なし…でも、なぜかムシムシしてるワン。
🐱うちのねこさん:これはまさか…霊的な…いや、FM的な問題ニャ?
🐔にわのとりさん:ふむ…こういうときは、現場をよく“見て・聞いて・感じる”ことが大切じゃ。
📍調査ポイント!
・温度・湿度センサーで異常なし
・風速計でも風は出ている
・しかし、足元が…なんだかベタベタ?
🐥ぴよまる:あっ…床のカーペット、しっとりしてる!?
🐶うらのいぬさん:カビ!?まさかの床下浸水!?
🐱うちのねこさん:実は…会議室の下に古い配管の結露水がたまってて、じわじわ湿気を呼んでたニャ!
🐔にわのとりさん:うむ、問題の“本丸”は、設備の奥にあったのじゃ。数値じゃ見えない“違和感”に気づくことも、FMの大事な目じゃよ。
📚調査エピソードの学び
・調査は“五感”も使おう
・データだけでなく、「現場の空気」を読むことが大切
・異常の裏に“意外な原因”が潜んでいることも!
🐥ぴよまる:データだけじゃわからないって、ほんとだったんだ…!
🐶うらのいぬさん:まるで名探偵ぴよまるの事件簿ワン!
🐱うちのねこさん:次の事件は…冷蔵庫から牛乳が消える話かニャ?(ただの飲み忘れ)
🐔にわのとりさん:それは犯人、たぶんぴよまるじゃな…(笑)