~数字で読む、建物のストーリー~
💸 お金の話はちょっぴりドキドキ?
🐥ぴよまる:うわぁ…いよいよ「財務管理」だって。なんだか急に大人っぽくなってきたね!
🐱うちのねこさん:数字がいっぱいのやつニャ。オレ、数字見ると眠くなるニャ~…。
🐶うらのいぬさん:でもね、建物の運営も、チームの活動も、「お金の使い方」がちゃんとしてないと困っちゃうんだよ。
🐔にわのとりさん:うむ、FMにおける「財務管理」とは、ただの数字合わせではないのじゃ。建物の使われ方や未来の姿を、“お金”という視点で見つめる大切なしくみなんじゃよ。
📊 財務管理(予実管理)とは?(解説)
FMの財務管理とは、ファシリティに関わる予算の立案・執行・評価までを一貫して行うしくみです。
とくに重要なのが「予実管理」。
これは、予算(予定)と実績(結果)を比較することで、使い方や運用の精度を評価・改善するプロセスです。
📌 予実管理のポイント
- 予算(予):事前に決めた計画。たとえば「年間修繕費は1,000万円」など。
- 実績(実):実際にかかった金額。「実際は1,200万円だった」など。
- 差異分析:なぜ予算と差が出たのかをチェック!予算の見直しや業務改善に役立てる。
このサイクルを通して、FM活動が無駄なく、計画的に進んでいるかを見える化できます。
📚 POINTまとめ
- 財務管理とは、FMにおける「お金の設計図」を描き、チェックするしくみ
- 予実管理で“計画と現実のズレ”を見つけ、改善につなげる
- 数字は「反省材料」ではなく、「成長のヒント」!
🐥 数字には、ストーリーがある!
🐥ぴよまる:ふむふむ…お金って、ただの数字じゃないんだね。建物がどう使われたかっていう“物語”なんだ!
🐔にわのとりさん:よい気づきじゃ。お金の動きには、必ず背景がある。
それを読んで、次の計画をもっとよくしていく――それがFMの財務管理じゃよ。
🐱うちのねこさん:うーん、数字はニガテだけど…オレ、推理するのは好きニャ。これはミステリーと思えばいいのかニャ?
🐶うらのいぬさん:予算と実績を比べるって、まさに“事件の手がかり”を集める感じかもね!でも、予算ってさ…立てるの、すごくむずかしいよね。思ってたより工事費がかかっちゃったり、電気代が急に上がったり…。
🐥ぴよまる:たしかに!ボク、おやつ代1,000円でがんばるぞって思ってたのに…お店の値段が上がってて、全然足りなかったんだ~!
🐱うちのねこさん:おやつの材料が高くなったのかニャ?原油?小麦?円安?
🐔にわのとりさん:そうじゃ、ぴよまるたち。予算というのは、経済や社会の“天気”に左右される生きものなんじゃよ。
たとえば、こんな変化がある。
- 建材の値上がり
- エネルギー価格の高騰
- 為替レートの影響
- 新しい法律や補助金制度の変更
だからこそ、FMにおける予算は「ただの数字」ではない。
未来を見通す力と、変化に応じて柔軟に対応できるチーム力が必要になるんじゃ。
📜 にわのとりさんのひとこと
予算は未来への手紙じゃ。
だけど、風が吹けば行き先が変わることもある。
だからこそ、“いつでも地図を見直せるチーム”が大切なんじゃよ。
🐥ぴよまる:うわ〜…お金って、ホントにドラマチックだね!
🐱うちのねこさん:まさに“お金と天気と未来予報”ニャ。
🐶うらのいぬさん:でも、ちゃんとチームで見直していけば、嵐もきっと乗り越えられるワン!
🎮 次回予告:第5章⑤まとめ:FMの司令塔は、“未来のしくみ”
~情報は宝箱。建物の知恵はデータに眠る~
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➡第5章①:「統括マネジメントってなに?」
➡第5章②:「FM組織体制の構築」
➡第5章③:「FM組織の運営」