📘【第1部/ぴよまる劇場】 130万円の壁はなぜ続いた?そして「168万円 vs 178万円」はどこから来たの?

年収の壁はどう変わる?130万円から168・178万円へ 時事・ニュース解説
年収の壁はどう変わる?130万円から168・178万円へ

◆ニュースを見たぴよまる

🐥ぴよまる:
ねぇねぇ、最近ニュースで「年収の壁を168万円に」とか「いや178万円だ」って言ってるね。
でもさ、もともとは130万円だったんじゃない?

🐔にわのとりさん:
うむ。ぴよまる、よく気づいたのう。
実はこの話、130万円の壁が長く続いてきた歴史を知らないと分かりにくいのじゃ。

🐶うらのいぬさん:
現場でも「急に数字が増えた?」って戸惑ってる人、多いワン。

🐱うちのねこさん:
数字が増える話は好きニャ。
とはいえ、条件付きならちょっと警戒するニャ。


◆そもそも「130万円の壁」って何だったの?

🐥ぴよまる:
130万円の壁って、そんなに大きな意味があったのかな?

🐔にわのとりさん:
あったとも。
130万円の壁とは、配偶者の扶養に入っている人が、年収130万円を超えると扶養から外れるラインのことじゃ。

🐶うらのいぬさん:
扶養から外れると、その結果として
・健康保険料
・年金保険料
を自分で払うことになるワン。

🐱うちのねこさん:
つまり…130万円をちょっと超えただけで、
ごそっとお金が引かれる可能性があるってことニャ?

🐔にわのとりさん:
その通りじゃ。
そのため、働いたのに手取りが減る「働き損」が起きやすかったのじゃ。


◆実は「壁」は130万円だけじゃなかった

🐥ぴよまる:
でもさ、103万円とか106万円とかも聞いたことあるんだよね。
これって、覚え間違いかな?

🐔にわのとりさん:
いやいや、よいところに気づいたのう。
年収の壁は、実は複数あるのじゃ。

・103万円 → 所得税がかかり始める壁
・106万円 → 条件によって社会保険に入る壁
・130万円 → 扶養から外れる壁

🐶うらのいぬさん:
このように、どれも意味が違うから、
働き方を考えるのが難しかったワン。

🐱うちのねこさん:
壁だらけで迷路みたいニャ。
だからこそ、途中で止まりたくもなるニャ。


◆じゃあ、なぜ130万円の壁は「もう限界」と言われ始めたの?

🐥ぴよまる:
130万円って、昔はちょうどよかったんだよね?

🐔にわのとりさん:
確かに昔はの。
しかし今は、事情が大きく変わった。

・物価が上がり、生活費が増えた
・人手不足で「もっと働いてほしい」という声が増えた
・それでも壁のせいで働く時間を抑える人が多かった

🐶うらのいぬさん:
「働きたいのに、壁があるから働けない」。
こうした声が、次第に大きくなったワン。

🐱うちのねこさん:
つまり、130万円が時代に合わなくなってきたってことニャ。


◆実は今、「130万円 → 160万円」まではすでに動いている

🐥ぴよまる:
あれ?
でもさ、今年はもう160万円って聞いたことあるよ?

🐔にわのとりさん:
よく覚えておるな。
実は現在、年収の壁はすでに160万円まで引き上げられているのじゃ。

🐶うらのいぬさん:
つまり今は、
「130万円のまま」ではなく、
「すでに動き始めている途中」なんだワン。

🐱うちのねこさん:
なるほどニャ。
いきなり168とか178が出てきたわけじゃないニャ。


◆そこで出てきた「壁をさらに上げよう」という話

🐥ぴよまる:
それで、168万円とか178万円が出てきたんだね?

🐔にわのとりさん:
そういう流れじゃ。
まず政府が考えたのが、段階的に壁を上げる案じゃ。

🐔にわのとりさん:
社会保険や税の制度はとても大きい。
一気に変えると、
・国の負担
・企業の負担
が急に増えてしまう。

🐶うらのいぬさん:
そのため政府は、
「まずは168万円くらいで様子を見たい」
という慎重な立場なんだワン。


◆一方で「178万円じゃないと足りない」という声

🐥ぴよまる:
じゃあ、178万円って言ってる人たちは?

🐔にわのとりさん:
一方で、玉木代表などは、
「168万円では、まだ働き損が残る」
と考えておる。

🐱うちのねこさん:
物価も上がってるし、
もう少し余裕があってもいいって気持ちも分かるニャ。

🐔にわのとりさん:
つまり178万円案は、
働く人の生活実感をより重視した数字とも言えるのじゃ。


◆結局これは「数字のケンカ」じゃない

🐥ぴよまる:
こうして見ると、どっちも理由があるんだね。

🐔にわのとりさん:
その通りじゃ。
これは「正解・不正解」ではなく、
何を優先するかの違いなのじゃ。

🐶うらのいぬさん:
制度の安定を重視する168万円。
一方で、働く人の手取りを重視する178万円。

🐱うちのねこさん:
守りと攻め、って感じニャ。


◆まとめ:130万円の時代が終わり、次の段階に入っている

🐔にわのとりさん:
130万円の壁は、長いあいだ働き方を支えてきた。
しかし今は、160万円まで動き、さらに見直しの段階に来ておる。

🐥ぴよまる:
だから今、
168万円か、178万円か
を話し合ってるんだね。

🐶うらのいぬさん:
次は「それぞれのメリット・デメリット」を知りたいワン。

🐱うちのねこさん:
オレはおやつが増える未来に一票ニャ。


▶ 次回予告(第2部)

「168万円と178万円、どっちを選ぶと何が変わる?」
メリット・デメリット、そして“見えにくい負担”を整理します。


参考文献・出典

厚生労働省「配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさま」
日本年金機構「従業員が家族を被扶養者にするとき、被扶養者に異動があったときの手続き」
国税庁「配偶者の所得がいくらまでなら配偶者控除を受けられるか」
厚生労働省「年収の壁への対応」
日経新聞「年収の壁、引き上げ幅か対象拡大か 自民・国民が週内決着めざす」
毎日新聞「これではだめ 国民民主・玉木代表 年収の壁引き上げ物価連動案を批判」

タイトルとURLをコピーしました