楽しく学ぶ!ファシリティマネジメント講座(第8章③:「建物も生きているんだよ」)

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~ねこさんが語る“維持保全”の哲学~

 

🐥ぴよまる:ねぇねぇ、建物ってずーっと使ってるけど、壊れたりしないの?

🐱うちのねこさん:オレたちが気づかなくても、建物ってじわじわ疲れていくもんニャ。
ずっと使いっぱなしじゃ、へたっちゃうんだニャ。

🐔にわのとりさん:まさにその通りじゃ。
建物の健康を保つのが「維持保全業務」じゃな。これは、点検と修繕の2本柱で成り立っておる。

🐶うらのいぬさん:それはまるで、建物のお医者さんワン。
小さな異常を早く見つけて、未来のトラブルを未然に防ぐんだよ。


🛠️ 維持保全ってなに?

🐥ぴよまる:“点検”と“修繕”…どう違うの?

🐔にわのとりさん:うむ、維持保全にはこの2つがあるんじゃ。

🔧 保全とは?

  • 点検・保守
    → 日常的に設備の状態をチェックし、トラブルを未然に防ぐ
  • 修繕・改修
    → 劣化や不具合を修正・改善する工事や対応
  • (この2つを合わせて「保全」と呼びます)

🐔にわのとりさん:日常点検はまるで“健康診断”、保全は“治療や予防接種”みたいなもんじゃな。

 

  • ① 点検・保守

🐱うちのねこさん:オレ、エレベーター止まったときめっちゃ困ったニャ。

🐶うらのいぬさん:だからこそ、日常点検や定期点検が大事なんだワン。
たとえば、電気設備、防火設備、昇降機、冷凍機…全部しっかりチェックしてるんだよ。

🐔にわのとりさん:法令でも定められておるからの。点検は“安心を積み重ねる”仕事なんじゃ。

🐥ぴよまる:点検って…地味だけど、めっちゃヒーローじゃん!

 

② 保全(修繕・改修)

🐱うちのねこさん:修繕って、“壊れてから直す”イメージあるけど、それだけじゃないニャ。

🐔にわのとりさん:そうじゃ。今どきの保全は“計画的に直す”のが基本。
「長期修繕計画」や「中期改修計画」で、建物を長く使う工夫をしとるんじゃ。

🐶うらのいぬさん:それが“ライフサイクルコストの削減”にもつながるワン。
あらかじめ準備しておけば、いざという時も安心だよ。

 

ファシリティマネジャーの役割

🐥ぴよまる:でも…それって全部、誰が考えてるの?

🐔にわのとりさん:ファシリティマネジャーの出番じゃな。
点検記録、建物の履歴、診断データ…すべてをもとに、何を・いつ・どう保全するかを決めるのじゃ。

🐶うらのいぬさん:建物のカルテを読んで、未来のトラブルを先回り。まさに名医ワン!

🐱うちのねこさん:オレもイスのガタつき、ちゃんと報告しよ…それが建物を守る第一歩ニャ。


 

📚 POINTまとめ

✅ 維持保全は建物の“健康”を守る仕事!
✅ 点検・保守は“異常を起こさせない”ための予防活動
✅ 修繕・改修は“壊れる前に整える”未来への準備
✅ ファシリティマネジャーは建物のカルテを読み解く名医!


🐥ぴよまる:建物って、ほんとに生きてるみたいだね…やさしく見守ってあげなきゃ。

🐱うちのねこさん:そうニャ。だってオレたち、毎日その中で暮らしてるんだもんニャ。

🐶うらのいぬさん:その通り!ちょっとした変化にも気づける感性、大切にしたいワン。

🐔にわのとりさん:よし、次は「アウトソーシング」について学ぶとしようかの。
任せることの大切さ、ここからが次のステップじゃぞい。


🎮次回予告:「任せ上手が会社を変える!」
~アウトソーシングの光と影~


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第8章②:「ユーザーと施設の幸せな関係」

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