スリーボンドだけじゃない、鉄道が動く広告の最前線
🐥ぴよまる:ねぇねぇ、「スリーボンド最寄駅」って書いてあるんだけど、ここって橋本駅だよね?
🐔にわのとりさん:そうじゃよ、ぴよまる。それは副駅名というんじゃ。最近、駅の名前に企業名をつける例が増えてきたんじゃよ。
🐶うらのいぬさん:えっ、副駅名って、企業が駅名を買う…ってこと?ちょっとびっくりワン。
🐱うちのねこさん:オレの名前も副駅名にならないかニャ。「うちのねこさん最寄駅」とか…。
🐔にわのとりさん:あながち冗談でもないかもしれんのう。最近は鉄道会社が駅名のネーミングライツ、つまり命名権を企業に売ることで収益を上げる取り組みをしておるんじゃ。
駅名が変わる?副駅名ビジネスの登場
かつて、駅名は地名や地域の象徴でした。しかし近年、企業名を冠した「副駅名」が登場しています。今回の例、京王相模原線・橋本駅に追加された「スリーボンド最寄駅」もその一つ。
スリーボンドは、接着剤やシーリング材などで知られる企業で、近隣に研究所や施設を構えています。企業としての認知向上、地域との結びつきを強める狙いもあります。
このような取り組みはネーミングライツの一環で、鉄道会社にとっても新たな収益源となるのです。
過去にもあった、駅×広告のユニーク戦略
実は副駅名だけでなく、鉄道と広告の組み合わせは昔からさまざまに試みられてきました。
- ラッピング電車:ポケモン、エヴァンゲリオン、ちいかわ…人気キャラとのコラボ電車が走るたび、SNSでも話題に。
- 改名キャンペーン:JR飛騨古川駅が「君の名は。」の聖地として注目されたように、期間限定での駅名変更や看板デザイン変更もあります。
- 発車メロディ:ご当地ソングやアニメの音楽が発車メロディとして使われ、音でも記憶に残る広告に。
駅という日常の風景に「物語」や「驚き」を持たせる、これも広告戦略の一つです。
広告の舞台としての駅、その可能性が広がる時代へ
交通の要所にすぎなかった駅は、今では企業が物語を紡ぐステージとなっています。
たとえば副駅名がもたらす効果は、
- 企業の認知度アップ
- 地域との親和性向上
- 駅利用者への直接的なブランド訴求
そして今後は、
- デジタルサイネージによるリアルタイム広告
- AR技術と連動した駅体験
- タッチ決済やスマホ連携型プロモーション
など、さらに“駅=メディア”の価値が高まる可能性を秘めています。
🐥ぴよまる:ボク、副駅名ってもっとおカタイものかと思ってたけど、意外とワクワクするものなんだね!
🐶うらのいぬさん:たしかに、ただの名前じゃなくて、企業と地域がつながる“きっかけ”になるのかも。
🐱うちのねこさん:じゃあやっぱり「うちのねこさん最寄駅」…ふふ、いい響きニャ。
🐔にわのとりさん:名前には力がある。けれど、大切なのは“どう伝えるか”じゃ。駅名が企業の広告になるなら、その企業がどう地域に寄り添うかも、問われる時代になったのう。
🐥ぴよまる:ボクも何か名前をつけたくなっちゃった…!「ぴよまる橋」…いや、「ぴよまる特急」なんてどう!?
🐶うらのいぬさん:それ、定期的に遅延しそうな名前ワン…(笑)