川崎汽船(9107)2025年3月期 決算分析

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川崎汽船(9107)の決算を読み解く!

~順風満帆?それとも波乱の航海?~

株主だからこそ気になる決算情報。今回は、ぴよまるたちと一緒に「川崎汽船(9107)」の2025年3月期決算をやさしく解説します。
わたし自身もほんの少しですがホルダーです。ちょっとしたご縁が、数字を“自分ごと”に変えてくれました。
配当のゆくえ、業績の波、未来の航海図をいっしょに読み解いていきましょう。


🐥ぴよまる:大きな船の会社、大きな利益だって聞いたよ!

🐔にわのとりさん:そうじゃそうじゃ、川崎汽船の2025年3月期は純利益が前年比で約3倍になったんじゃ!
特に、コンテナ船の「ONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)」という持分法適用会社が大活躍でのぅ。

🐶うらのいぬさん:すごいワン!航海中に黄金の宝箱でも見つけたのかな?

🐱うちのねこさん:…オレもコンテナに乗ってみたいニャ。たぶん…快適じゃないけど。


📊《1. 今期の業績まとめ》

2025年3月期 決算★POINTまとめ

  • 売上高:1兆479億円(前年比+9.4%)

  • 営業利益:1,028億円(+22.2%)

  • 経常利益:3,080億円(+132.1%)

  • 純利益:3,053億円(+199.4%)

🐔にわのとりさん:大黒柱はやはりONE社からの利益2,012億円もの“追い風”じゃったよ。

🐥ぴよまる:追い風って、そんなに気持ちいいのかなぁ。

🐱うちのねこさん:風向き、変わらなきゃいいニャ…。


🔭《2. 来期の見通しは?》

🐶うらのいぬさん:でも…来期はちょっと雲行きが怪しいんだよね、ワン?

🐔にわのとりさん:そうなんじゃ。2026年3月期は、

  • 純利益:1,000億円(▲67.3%)と大幅減益の見通しなんじゃ。

  • 営業利益も▲22%減。米中の関税問題や中東の緊張も懸念材料じゃのう。

🐥ぴよまる:ええっ、すごく減っちゃうんだ…。大丈夫なの?

🐔にわのとりさん:それでも自己資本比率は74.6%と高く、財務の船底はしっかりしておるぞい。


🚥《3. 投資するかどうか、どう見たらいい?》

🐱うちのねこさん:結局、株を買っていいのかどうかが気になるニャ。

🐔にわのとりさん:ふむ、わしの判断はこうじゃ。

【プラス材料】

  • 配当金が100円→120円に増配予定

  • ONE社の利益貢献が今後もある可能性

  • 財務体質が安定している

【マイナス材料】

  • 来期は利益3分の1に減少見込み

  • 地政学リスクや燃料価格の変動リスクあり

  • 自己株買いで株の流動性が減少

🐶うらのいぬさん:つまり、“今すぐ買う”よりも、“波が落ち着いてから様子を見る”方が安全ワン?

🐔にわのとりさん:まさにその通りじゃ!


🎌《4. にわのとりさんの結論》

🐔にわのとりさん:今の川崎汽船は、筋肉質な経営体制世界規模のネットワークをもっておるが、
来期は波が荒れそうじゃから、配当狙いならホールド、短期益狙いなら慎重にじゃな。

🐥ぴよまる:なるほど〜。たまには海図を見ながら、じっくり考えるのもいいんだね!

🐱うちのねこさん:風向きが変わるときこそ、静かに構えるニャ…。

🐶うらのいぬさん:わたしたちの決算分析、またお届けするワン!

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